かどま発女性アーティスト9人展より
ドールハウス作家 風ゆかり
作ったら満足!!!
元々手芸が好きなんです。叔母が手先の器用な人で、粘土や毛糸などで手づくりの作品をよく作っては見せてくれました。最近はフェルトでスイーツ(ケーキとか)を作ることにはまっているようで、叔母の影響からこういうことに興味が向いたのかもしれません。
小学生の頃は図工の時間が大好きで、厚紙を切ったり貼ったり、何かを作るのがおもしろくって...でも作ったら満足なんですよね。一生懸命作った記憶は鮮明ですが、それで遊んだ記憶があまりないですね。
小さな夢の世界へ
大学時代に運命の出会いと言いましょうか、一冊のドールハウスの本に出会いました。小さな小さな夢の世界に魅了された私は、それからドールハウス作りの教室に通いだしました。手芸好きな私の性分にはぴったりです。
材料には粘土を使うことが多いんですが、粘土の種類もたくさんあります。このバラ(写真右)は樹脂粘土に色を混ぜて、指で形を整えて作りました。花びら1枚1枚は手の爪よりも小さいんです。樹脂粘土は仕上がりがなめらかで、ドールハウス作りには欠かせない材料です。
それから百貨店の展示会でよく販売させていただいているのがフレームタイプの壁飾り(写真左)です。接着剤や絵の具を乾かしたり、一つ作るのにだいたい1週間ぐらいかかります。
左のフレーム(ピンク)は後ろにドット柄の布を貼り、上の部分にはレースを付けています。フレームに付いている小物は単独でも販売しています。中には男性がクマの小物を買って帰られることもあるんですよ。色にはこだわりを持って作っています。やさしい色をメインに、これからもっと色のバラエティを増やしていきたいですね。
素敵な雑貨屋さんを目指して...
これ(写真右)は6年前に作った雑貨屋さんです(ペンの大きさと比べていただくと、サイズがわかりますよね...)。
雑貨屋さんに置いているような小物を作るのが大好きです。いらなくなったボタンをカップのソーサーにしたり、今思えばちょっと分厚いソーサーになってしまったので、それからは粘土で作ってるんですが...このティーバッグはストッキングなんかが入っている袋を小さく切って、リボンで結びました。細かい作業のときには適度な長さの爪が効果的です。家具はバルサ材(柔らかい木材)をカッターで切って作りました。
それからこの雑貨屋さんの外壁はレンガなんですが、レンガに見えるように厚紙に模様を付けてから同じ大きさに切って一枚ずつ貼りました。気が遠くなるような作業かもしれませんが、このレンガにはどうしてもこだわりたかったので、完成したときにはとっても嬉しかったです。これぐらいの作品になると全体の出来上がりまでに2、3カ月かかります。でも実際の作業よりもやっぱり構想を練るのに一番時間を費やしますね。そこでヒントになるのが、街中で見つけたオシャレな雑貨屋さんやインテリアにこだわっているお店のレイアウトなんです。小物作りの材料探しには天王寺や心斎橋あたりまで出ていくこともあるんですが、素敵なお店はないかしら...と常にアンテナを立ててきょろきょろしながら歩いています。
小物作りは繊細でもお料理は大雑把
普段は家事をしながら、1日3から4時間ぐらい作業に費やしています。細かい作業ばかりになるので、肩こりから解放されることはないですね。。。展示会の締切前になるとそれこそ夜なべすることもしばしば...追い詰められているようでイヤになってくることもあります。そんなときは気分転換に「趣味・手芸」へ走ります。フェルトを使って姪のためにままごと用の野菜を作ったり(笑)。ちなみにお料理は大雑把ですよ。小物作りのようにはいかないですが、味が一番ですからおいしかったらいいですよね。
将来的にはもっと大きな作品を作りたいですね。360度どこから見ても楽しめて、ずっと見ていても飽きないような作品を。制作にどれぐらい時間がかかるかわからないですけど、ぜひチャレンジしてみたいですね。
ドールハウス作家 風ゆかり
1998年からドールハウスの教室に通って、家具とハウス作りを学ぶと同時に、独学で粘土小物を作り始めました。
2004年頃からは、近鉄百貨店や京阪百貨店などで開催されたドールハウス展で定期的に販売させていただいています。
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