いろいろクリエーター・小梨

かどま発女性アーティスト9人展より

いろいろクリエーター 小梨

 

 

水木しげるファンです!! 

voice№4-1.jpg

昔から漫画が大好きで、高校生のときには漫画研究会に所属していました。みんなで一緒に描くっていうのがとても楽しくって。それが突然、高校3年生のときに美術畑に目覚めました。

大学では日本文化や民俗学について勉強しました。妖怪が好きで、小さい頃読んだ漫画だと『ゲゲゲの鬼太郎』とか『地獄先生ぬーべー』とか(笑)。それと民話や伝説など昔から語り継がれてきたものに興味があります。個人個人の精神に帰依する心理学とは違って、「大衆」つまり大雑把な括りでの「人」の心を対象にしているものが民俗学。そういう人間の心に普遍的にある俗っぽい感情や怒り、笑い、喜びが研究対象なんです。だから興味があるんでしょうか。先日も大学の先生のお手伝いということで、福井県に民話採集に出掛けてきました。とても「人」に興味があります。


「いろいろクリエーター」とは?

voice№4-2.jpg

学生時代にふと、大学にある研究棟の屋上で絵を描きたいなぁってことになり、どうやったら描けるんだ?ん?美術部とかだったら描けるんじゃない?うーん、でもこの大学には美術部がない...だったら作ろうかという話になり、大学2年生のときに友達と二人で作りました。また演劇部の美術スタッフとしてお手伝いをさせてもらったことも...演劇部の公演を見に行ったとき、アンケートに「お手伝いしたいです!」と書いたのがきっかけでした。昨年の6人展に出展した「松の絵」は演劇部の公演で実際に使われたものです。

それから美術部の部員で革細工やワイヤーを使ったアクセサリーを作っている子がいまして、それがどれもとても格好良いんです。私はそれまでそういうジャンルはやったことがなかったので、「こういうものが作れたら格好いいな、自分にできないのは悔しい!私もやりたい!」と思い、アクセサリー作りを始めました。これ(写真参照)も手づくりです。古道具市とかでネタを探してきてはちょこちょこ作ってます。

抽象画を描く友達や和み系イラストを描く美術部の後輩たち、身近な人から過去の画家まで、たくさんの出会いに影響されて今の自分があります。「いろいろクリエーター」というのは、コブチヒロミさん(昨年の6人展、今年の9人展に出展)が命名して下さったんですが、まさに「いろいろ」です。写真や切絵や水彩画などなど...作るものが変わると創作視点を切り替えることができるので、いつも新たな気持ちで作品作りに臨めます。


イメージは「炎」 

voice№4-3.jpg

今は切絵にはまっています。前々からちょこちょこやってたんですが、いろいろな方の作品を見て刺激を受けてます。紙を重ねたり、カラフルにしてみたり、アクセントになる部分だけ絵の具で色を付けてみたり...下絵を描いている段階では出来上がりが想像できないですね。それ自体は全然おもしろくなくても、切絵にするととても複雑で、奥行きが見えるというか。。。平面の世界が突然立体的になるんですよ。これは本当に作っていても不思議ですね。ちなみにカッターは高級カッターではなく、100均のデザインカッターを使っています。100円でも十分ですよ(笑)。私がやっているのは、技法でいえば誰でもできる簡単なものなんです。

この作品(写真下)は「蝶」なんですが、炎をイメージして作りました。色だけでなく、この模様...メラメラと燃え盛る様子を表現してみました。


デビルマンの肉体美に惹かれます。 

voice№4-4.jpg

昔から何にでも首を突っ込む性質なんですが、ここ最近特にやりたいと思うことは何にでもチャレンジ!という気持ちが強くなりました。昨年の春に母が亡くなり、「死」というものが自分の身近な存在になりました。自分からはもっと遠いところにあるもののように思っていましたが...何かをやるかやらないか迷ったとき、やらなかったら死ぬ間際にきっと後悔が残る、「やれなかったこともあるけど、やれたこともあった」なんて言って死にたくないって思ったんですよね。実は大学を卒業するときに、こんな風にやれたことがたくさんあった、私にしたら十分じゃないかって思ってたんですけど、やっぱりどこか心残りがあったりして...

今は切絵に集中して、いろいろな切絵作品を作りたいと思っています。切絵の魅力を考えたときに「曲線」が大きなテーマになりました。そこでリンクしたのが「人」なんです。人間の身体の美しさにとても惹かれるんですよね。一歳には一年の、八十歳には八十年の、その人が生きてきた年月の積み重ねが体には刻み込まれています。切り絵の豪快な曲線、繊細な曲線で「生きている」ということを描けるんじゃないか...と。永井豪の『デビルマン』を見ていると、シンプルなのに生命力を感じる迫力ある線にとても魅力を感じます。ああいう生命力をもった絵を描きたいですね。できれば等身大の人間を。そのためには広い場所が必要になるので、これはもっと先の将来の夢になるのかもしれませんが。



いろいろクリエーター 小梨

 

大学時代に美術部を設立!

演劇部に美術製作として参加したり、いろんな部のポスター製作を請け負ったり、描くことを通じて新しい出会いがありました。

現在は切絵の力強くも繊細な生命力溢れる表現に魅了されていますが、アクセサリーや水彩なども。

誰かのために描くことが多かったのですが、今回の展示では自分の世界を描いてみようと思います。

コメントする

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://sera-group.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/575

ルミエールホール概要

門真市民文化会館ルミエールホール

 〒571-0030 門真市末広町29番1号
 TEL.06-6908-5300
 FAX.06-6908-5922
 kadoma@npotoybox.jp

 【開館時間】
 午前9時より午後10時まで
 【窓口受付時間】
   午前9時より午後9時まで
 【休館日】
 毎週火曜日休館(その日が祝日の場合、次の平日が休館)
 12月30日から1月4日まで

LOBBY EXPO 2010